粗衣
そい
名詞頻度ランク #18589 · 青空 33 例
標準
simple clothes
文例 · 用例
ひとりで、じだらくにして、粗衣粗食してをれば、周囲がしづかで、すゞしくて、のんきでゆつたりしてくる。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
それが出来ないなら、むしろ、「褐(粗衣)を被て玉を懐く」という生き方が好ましい。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
又これと反対に、膝を容れる一室に粗衣、蠣食をしてゐる。
— 田山録弥 『自からを信ぜよ』 青空文庫
立身出世をする人物は子供の時分から粗衣粗食に甘んじて常に楽しく励む者である、といふ風なことをいつも祖母から教へられてゐた。
— 牧野信一 『鞭撻』 青空文庫
先ず自己の墓を築いて置いて粗衣粗食で激しく労働しつつ無言の行をやるというあの修道院の内の僧侶達に自分の身を譬えて見たこともある。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
為山氏は善き衣善き駒下駄を著け金が儲かれば直に費しはたすに反して不折君は粗衣粗食の極端にも耐へなるべく質素を旨として少しにても臨時の収入あればこれを貯蓄し置くなり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
按摩|按腹をしても餓えて死ぬ気遣いはない、粗衣粗食などに閉口する男でないと力身込んで居るような訳けで、私が経済上に不|活溌なのは失敗の極端を恐れて鈍くして居るのですが、その外直接に一身の不義理にならぬ事に就ては必ずしも不活溌でない。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
小児遊戯の年齢には粗衣粗服、破れても汚れても苦しからぬものを着せて、唯活溌の運動を祈る可し。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
作例 · 標準
質素な暮らしを好む彼は、いつも粗衣をまとっている。
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粗衣をまとい、寒さに震える人々の姿に心を痛めた。
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修行僧は粗衣一枚で冬の寒さに耐えるという。
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