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寄場

よせば
名詞
1
標準
gathering place
文例 · 用例
川西を出たときから、新しい愛執が盛返されて来たようなお島たちはそれでもその月は可也にあった収入で、涼気の立ちはじめた時候に相応した新調の着物を着たり着せたりして、打連れて陽気な人寄場などへ入って行った。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
安政中江戸に行われて、寄場はこれがために雑沓した。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
「寛政六年三月九日、非常之節御寄場に差出。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
こんな場末に人寄場のあろうはずがないというのが、私の記憶に霞をかけるせいだろう、私はそれを思い出すたびに、奇異な感じに打たれながら、不思議そうな眼を見張って、遠い私の過去をふり返るのが常である。
夏目漱石 硝子戸の中 青空文庫
私はその頃この習慣を珍らしいもののように興がって眺めていたが、今となって見ると、こうした鷹揚で呑気な気分は、どこの人寄場へ行っても、もう味わう事ができまいと思うと、それがまた何となく懐しい。
夏目漱石 硝子戸の中 青空文庫
人足の寄場であった石川島。
黒業白業の巻 大菩薩峠 青空文庫
『梅見船』第一巻「お房寄場に物の本を読む所」と題したる挿絵もまた妓家の二階にして、「火の用心」と「男女共無用の者二階へ上るべからず」と張紙したる傍の窓下には、女の鏡台多く据ゑ並べありて、数人の歌妓思ひ思ひに艶しき身の投ざまを示したり。
永井荷風 江戸芸術論 青空文庫
……非人|寄場の勧化比丘尼のほうも残らず浚いましたが、このほうにもいなくなったなんてえのは一人もねえんです。
都鳥 顎十郎捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
この公園は、地元住民が夕方になると集まる、憩いの寄場となっている。
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祭りの日には、村の広場が人々で賑わう、一時的な寄場と化した。
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古くからの言い伝えでは、この場所が遠方からの旅人たちの重要な寄場だったとされている。
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2
標準
labour camp for drifters, criminals, etc. (Edo period)
作例 · 標準
江戸時代、罪を犯した者や日雇いの労働者たちは、しばしば「寄場」と呼ばれる施設に集められた。
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その物語は、幕末の「寄場」での過酷な労働と、そこで生き抜く人々の姿を描いていた。
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歴史書には、当時の「寄場」の衛生状態の悪さや、管理体制の厳しさが記されている。
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3
標準
entertainment hall (for rakugo, manzai, magic, music, etc.)
作例 · 標準
週末には、寄席で落語を聴きに行くのが私の楽しみの一つだ。
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かつて、この街には様々な芸人が集まる寄場があり、賑わっていたという。
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マジックショーや漫才も上演されるその寄場は、老若男女問わず多くの人々を魅了していた。
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