語根
ごこん
名詞
標準
root
文例 · 用例
すなわち、まず、言語、国語という一つの体系は若干の語根元素から組成されていると仮定する。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
すなわちその国語の語根のある一つだけを取って考えると、それはアルコホルの一分子のように、不規則にあちらこちらと人から人を伝わって、迂曲した径路を取りながらも、ともかくも、統計的には、その出発点から次第に遠く離れて行くであろう。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
もちろん語根は言語のすべてではない、語辞構成や措辞法もまた言語の要素として重要である。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
しからばこれはセミティク系の言葉かと思っているとまたたとえばスキートの説によればギリシアの eusein(燃える、焦げる)はインドゲルマンの理論上の語根 eus とつながり、アングロサクソンの Yslan(熱灰)の源であり、サンスクリットの語根 Ush(燃える)ともつながるとある。
— 寺田寅彦 『火山の名について』 青空文庫
いま、ふと、ダンデスムという言葉を思い出し、そうしてこの言葉の語根は、ダンテというのではなかろうか、と多少のときめきを以て、机上の辞書を調べたが、私の貧しい英和中辞典は、なんにも教えて呉れなかった。
— 太宰治 『思案の敗北』 青空文庫
所謂印度日耳曼語と日本語と支那語とは、尋常以て異系と爲す所にして、異系の言語に語根樣要素の共通あることは、從來學者の之を承認するもの甚だ少し。
— 森林太郎 『「言語の起原」附記』 青空文庫
文法は僅か十六則で、語根が一千語内外、それはあの「世界語」の終に載せた字書に残らず収まつてゐるから、あの字書さへあれば、十六則の文法を便りにして、一寸本も読めれば、会話も出来、手紙もかける、格別研究する必要もない位のものだ。
— 二葉亭四迷 『エスペラントの話』 青空文庫
アリアン系の言語では、計量(Mass)、測定する(messen)及び太陰(Mond)の観念を表わす言葉は同一の語根からできている。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
作例 · 標準
漢字の語根を分析することで、その成り立ちをより深く理解する。
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「この二つの単語は語根が同じなので、意味も似通っているんだよ」と先生が教えてくれた。
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言語学の講義で、ラテン語の語根が現代英語にどう影響しているかを学んだ。
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