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病魔

びょうま
名詞
1
標準
demon of ill health
文例 · 用例
病魔のステッキが体内をあばれ回るのである。
寺田寅彦 ステッキ 青空文庫
衛生も糸瓜もあったものではないが、こんな蛮勇には病魔の方から御免を蒙るのだから、途中腹を下すような弱虫は一人もなく、牛の歩みも一歩一歩黒羽町に近づき、この前途もう半里ばかりという処まで来かかると、ここにも飴ン棒など並べて一軒茶屋。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
起て、其の痩躯をかつて、袖を翳して病魔に楯せよ。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫
葉子は、麻川氏の病弱を絶えず噂には聞いて居たが、斯うまで氏をさいなみ果した病魔の所業に今更ふかく驚ろかされた。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
而して先天的に不幸の體質を受けて、病魔の手裏に囚はれて居る病人に對しては、其の病人たるの故を以て與ふるところの斟酌といふものは一毫も無く、收税者は其の怠納の場合には鐵の定矩の決して枉ぐべからざるが如くに租税を嚴取するのは抑※何といふ事で有らう。
幸田露伴 努力論 青空文庫
これは悲哀が人を弱くすることも實際では有らうが、眞の愛情より成立つて居る保護者が亡くなり、眞の親切よりの助言者監督者を亡せることが、病魔の侵入すべき隙を多く與ふることも其の一因である。
幸田露伴 努力論 青空文庫
一家は一家で申合せて、互に注意し合つて病魔の進入を防がねばならぬ。
幸田露伴 努力論 青空文庫
この時、海に最も近い沖ノ端の漁師原には男も女も半裸体のまま紅い西瓜をむさぼり、石炭酸の強い異臭の中に昼は寝ね、夜は病魔退散のまじなひとして廃れた街の中、或は堀の柳のかげに BANKO(縁台)を持ち出しては盛んに花火を揚げる。
北原白秋 水郷柳河 青空文庫
作例 · 標準
病魔に打ち勝つため、彼女は治療に専念している。
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高齢になると、誰しも病魔と無縁ではいられない。
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病魔が彼を蝕み、徐々に体力を奪っていった。
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