古方
こほう
名詞
標準
old method
文例 · 用例
この蒙古方面から疾駆して来る風は、立木をも、砂土をも、家屋をも、その渦のような速力の中に捲きこんで、捲き上げ、捲き散らかす如く感じられた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
当時日本の医学界には、関東では望月三英、関西では吉益東洞、といふやうな名医が出て、共に古方の復興を唱へ、実技も大に革り、この両派の秀才が刀圭を司る要所々々へ配置されたが、一般にはまだ、行き亙らない。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
それが追々発達改善されて世界最精の香道となったが、調香の主な材料は始終外国品多かったは『薫集類抄』等で判り、いずれも日本へ移殖のならぬもの故やむをえぬ事ながら、鉄漿蓴汁など日本産の間に合う物は自国のを用い、追々は古方に見ぬ鯨糞などをも使う事を知り用いた。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
されど我國の醫史に據れば、温補の方盛に用ゐられて、漢醫の道衰へたるを、吉益東洞、永富獨嘯庵の輩起りて、古方を唱へ、劇藥を用ゐ、一度は廻瀾の功を奏しき。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
新年に屠蘇酒を飲むことは、今猶広く世間に行はれてゐるから、此に古方の薬品、分量、製法を略抄して置く。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此者ら廿人斗の同志引つれ、今長崎の方ニ出、稽古方仕リ候。
— 慶応元年九月九日 坂本乙女、おやべあて 『手紙』 青空文庫
) 私達は内蒙古方面へ行くことの安否に就て、奉天の駅長古山勝夫さんに意見を求めたが、駅長さんは「各地の邦人の婦女子は大抵四平街まで引上げたやうですが、沿線より離れて奥へお入りにならなければ危険は無いと信じます」と云はれた。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
宮古方言しぢゆん――日本式に言ふと、しでる――は、若返ると言ふのが、其正しい用語例である。
— 折口信夫 『若水の話』 青空文庫
作例 · 標準
その医師は、現代医学と古方を組み合わせた治療法を提唱している。
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「このお寺、まだ古方で仏像を修復してるんだって。伝統を重んじてるんだね。」
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古方による染め物は、独特の風合いがある。
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