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同一性

どういつせい
名詞
1
標準
identity
文例 · 用例
御尤もだが、さう云ふからには、諸君は短歌、俳句、詩、といふ三つのものを随分同一性質なものだと思ひ過ぎてゐるのだ。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
前者は同一性に基くものとして単に量的関係に還元され得るのに反して、後者は類似性の基礎に質的関係を予想しているためであろう。
九鬼周造 偶然の産んだ駄洒落 青空文庫
旅への誘いは、私の疲労した心の影に、とある空地に生えた青桐みたいな、無限の退屈した風景を映像させ、どこでも同一性の方則が反覆している、人間生活への味気ない嫌厭を感じさせるばかりになった。
散文詩風な小説 猫町 青空文庫
この新しいメディアが加速する情報の混淆によって、言語や宗教の同一性を基礎とし、帝国主義的な支配、被支配の構図の中で強化されてきた国家意識を突き崩せるか。
富田倫生 本の未来 青空文庫
三つ目の「同一性保持権」は、自分の意志に反して、著作物のタイトルや中味を書きかえられないよう、求める権利を指す。
著作権保護期間延長が青空文庫にもたらすもの 「天に積む宝」のふやし方、へらし方 青空文庫
「氏名表示権」と「同一性保持権」は、著作者の死後もずっと、権利として生き続ける。
著作権保護期間延長が青空文庫にもたらすもの 「天に積む宝」のふやし方、へらし方 青空文庫
作者を賛える記念碑に石を積むという目的のためには、著作権法の規定でいけば、氏名表示権と同一性保持権は維持しなければなりません。
著作権保護期間延長が青空文庫にもたらすもの 「天に積む宝」のふやし方、へらし方 青空文庫
ですから、著作権法による保護期間が満了した作品については、青空文庫への貢献があなたの作品への愛であるなら、氏名表示権と同一性保持権が維持されている限り、どのような利用法であっても、拒絶する理由がないのです。
著作権保護期間延長が青空文庫にもたらすもの 「天に積む宝」のふやし方、へらし方 青空文庫
作例 · 標準
思春期は、自己の同一性を確立する重要な時期だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
文化の多様性を尊重しつつ、国家としての同一性を保つ必要がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
パスワードでユーザーの同一性を確認する。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア

同一性(どういつせい)とは、主に英語の「identity」を翻訳した語であり、多義語である。日本語に即して説明すれば、ひとくちに同一性といっても二種類の意味があり、「Aは何者なのか」という意味での同一性と、「AとBは同じだ」という意味での同一性がある。さらに以下のように細分化して言い換えられる。「Aは何者なのか」 →「定義」「本質」とも言い換えられる同一性 「私は何者なのか」→自己同一性 「私の性別は何なのか」→性同一性 「AとBは同じだ」 →「定義」「本質」とは言い換えられない同一性 「AとBは同一個体だ」 →数的同一性 、不可識別者の同一性 「過去のそれと現在のそれは同一個体だ」 →通時的同一性 、テセウスの船の同一性 「過去の私と現在の私は同じ私だ」 →人格の同一性、自己斉一性、自己の連続性、解離性同一性障害の同一性 「AとBは同一個体ではないが「同じ」だ」 →質的同一性 、または同一性の問題というよりメタファーなどの問題 「著作物において引用元と引用後が同じ内容だ」を意味する法律用語 →同一性保持権 「エベレストとチョモランマは同じだ」 →「意義と意味」に関する同一性 「私の車とあなたの車は同じだ」→「タイプとトークン」に関する同一性 「AとAは同じだ」を意味する論理学用語 →同一律

出典: 同一性 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0