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十二天

じゅうにてん
名詞
1
標準
twelve devas (esp. of the Shingon sect)
文例 · 用例
私達は、それから本牧へタキシイを駛らせながら、十二天と小港の何れを択ぶべきかと相談した。
渡辺温 ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった 青空文庫
私の知人とは、佐川という人で、アパートは大森堤方のみどり荘と十二天アパートで、その後者にあなたが居られることを知ったわけです。
坂口安吾 三十歳 青空文庫
戦勝国の日本をさして、千波万波を蹴立てて乗り込んでくる毛唐人の蒸気船は、芝居の紙の雪をふらすように、紙幣や金貨を落としていくので、にわか仕立ての弗旦もずいぶんそこここにできていて、南京町や十二天あたり、絃歌のさんざめきが絶えなかった。
正岡容 寄席 青空文庫
それから何にしましょう、西大寺の十二天、さよう、一幅でいいとなるとまず水天ですかな、まあそうでしょうな、それから、薬師寺の吉祥天、さよう、あれも代表的のものですからな、それから信貴山縁起、ようがす、それから、それだけですか、なにおよろしければいくらでも出しますよ。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
十九西大寺の十二天――薬師寺吉祥天女――インドの吉祥天女――天平の吉祥天女――信貴山縁起 西大寺十二天のうちの水天は、初めて見たときの印象がよかったので、この日もかなり楽しみにしていたが、いよいよ壁にかけられてみると、剥落や補筆が目について静かに引き入れられて行く気持ちになれなかった。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
「で、捕まえたら」「わたしとトム公とで、十二天の上で待っているから、連れて来てもらいたいわ」 お光さんは、指環のサックを、広東服のポケットに納めて、「高瀬の方の手段は、それから考えたっていいしね……」と南京豆を割った。
吉川英治 かんかん虫は唄う 青空文庫
――岬の十二天へ登って、お光さんは、港内を見下ろしながら、広東服の膝を組んで、その上へ、巻煙草を挟んだ指を放心的に乗せていた。
吉川英治 かんかん虫は唄う 青空文庫
十二天はいけねえとよ!
吉川英治 かんかん虫は唄う 青空文庫
作例 · 標準
密教では、十二天は仏法を守護する重要な神々です。
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十二天(じゅうにてん)は、仏教の護法善神である「天部」の諸尊12種の総称である。密教では四天王とともに重視されている。十二天のうち、特に八方(東西南北の四方と東北・東南・西北・西南)を護る諸尊を八方天あるいは護世八方天といい、更に天地を護る諸尊を加えて十天ともいう。

出典: 十二天 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0