貪る
むさぼる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞頻度ランク #44707 · 青空 825 例
標準
to covet
文例 · 用例
尤も、そうすることによって結局は奉公の第一義にかなうことが出来るという自分勝手な考えもありはしたが、とにかく興味の向くことなら何でも構わず貪るように意地汚くかじり散らした。
— 寺田寅彦 『科学に志す人へ』 青空文庫
彼れは大膿盆に置かれた肺臟に手をかけながら、貪るものゝやうに死體の頭部に眼をやつた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
然し、濱島氏は决して虚名を貪る人でない、此名は彼が求めた名では無いのです、すべて本國政府の任意に定めた事で、軍艦命名式の嚴肅なる順序を經て下されたのが「日の出」の三|字です。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
その覚悟が出来たのちも彼は尚口舌の慾を貪ることを忘れはしなかつたのである。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
収入満と唸るといえども、常住の寡慾に肖もやらで、慈善の慾は極り無く、貪るばかりに取込みても人に施すにはいまだ足らずと、身を粉にし、骨を折る、賢媛、閨秀の難有さよ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
慾望をほしいまゝにするなかれ、貪る心を放下せよ。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
「いつの日か君帰ります」ANNA CROISSANT-RUST 一群の鴎が丁度足許から立って、鋭い、貪るような声で鳴きながら、忙しく湖水を超えて、よろめくように飛んで行った。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
五燭の灯の下にぼんやり照し出される憐れな狼藉の有様は、何か動物が生命を繋ぐことのために僅かなものを必死と食い貪る途中を闖入者のために追い退けられた跡とも見える。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
作例 · 標準
独占企業が不当な価格吊り上げによって暴利を貪っている。
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権力の座に居座り、私利私欲を貪る政治家には愛想が尽きた。
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彼は他人の不幸を糧にして、甘い汁を貪るような男だ。
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標準
to indulge in
作例 · 標準
休日くらいは誰にも邪魔されず、午後の安眠を貪りたい。
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都会の喧騒を離れ、自然の中で穏やかな時間を貪る贅沢を味わう。
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彼は地位も名誉も手に入れ、今はただ余生を貪るように暮らしている。
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標準
to eat greedily
作例 · 標準
若者たちは大盛りのチャーハンを、競い合うように貪る。
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冬眠前のクマが、川を遡上するサケを夢中で貪っている。
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食べ盛りの子供が、焼きたてのパンを美味しそうに貪る姿は微笑ましい。
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