帆布
はんぷ異読 ほぬの
名詞頻度ランク #33531 · 青空 148 例
標準
sailcloth
文例 · 用例
渇くのは尚ほ辛くつて、雨のない日の續く時は帆布を擴げて、夜露を受けて、皆が口をつけて吸つたんだつて――大概唇は破れて血が出て、――助かつた此の話の孫一は、餘り激しく吸つたため、前齒二つ反つて居たとさ。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
向ふの隅には痩た赤ひげの人が北極狐のやうにきよとんとすまして腰を掛けこちらの斜かひの窓のそばにはかたい帆布の上着を着て愉快さうに自分にだけ聞えるやうな微かな口笛を吹いてゐる若い船乗りらしい男が乗つてゐました。
— 宮沢賢治 『氷河鼠の毛皮』 青空文庫
黄いろな帆布の青年は立つて自分の窓のカーテンを上げました。
— 宮沢賢治 『氷河鼠の毛皮』 青空文庫
『おい、君、何と云つても向ふは寒い、その帆布一枚ぢやとてもやり切れたもんぢやない。
— 宮沢賢治 『氷河鼠の毛皮』 青空文庫
黄いろの帆布一枚ぢやどうしてどうして零下の四十度を防ぐもなにもできやしない。
— 宮沢賢治 『氷河鼠の毛皮』 青空文庫
俄に窓のとこに居た帆布の上着の青年がまるで天井にぶつつかる位のろしのやうに飛びあがりました。
— 宮沢賢治 『氷河鼠の毛皮』 青空文庫
その式場を覆う灰色の帆布は、黒い樅の枝で縦横に区切られ、所々には黄や橙の石楠花の花をはさんでありました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
何せそう云ういい天気で、帆布が半透明に光っているのですから、実にその調和のいいこと、もうこここそやがて完成さるべき、世界ビジテリアン大会堂の、陶製の大天井かと思われたのであります。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
作例 · 標準
丈夫な帆布で作られたトートバッグは、普段使いに最適だ。
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船の帆は、風を受けて進むために特殊な帆布で作られている。
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「あら、このテント、帆布でできているのね。丈夫そうだわ。」
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