雅俗
がぞく
名詞
標準
refined and vulgar
文例 · 用例
雅俗折衷でもいかんし、言文一致もイヤだし、仕方がない、地の文と会話とを全く分けたものでやつて見ようと言つて、さうした試みをしたことなどもあつた。
— 田山録弥 『明治文学の概観』 青空文庫
しかし雅俗折衷にしようか、言文一致にしようかと作者が小説を書くにすら皆迷つてゐた時代だから仕方がない。
— 田山録弥 『ペチヨリンとゲザ』 青空文庫
雅俗折衷だの、言文一致だの、国文復興だのと、文体すらまだ一定しないやうな時代で、堅苦しい漢文調で小説を書いて居たものすらあつた。
— 田山録弥 『尾崎紅葉とその作品』 青空文庫
美妙二葉亭の言文一致、西鶴を模倣したやうな紅葉露伴の雅俗折衷、落合直文や小中村義象を中心にした新しい国文調の文章、さういふものが段々に出来て行つた。
— 田山録弥 『尾崎紅葉とその作品』 青空文庫
雅俗折衷、地の文と会話との関係、言文一致などゝ、かれが小説を新聞に公けにした時には、必ず何等かの新しい試みが施されてゐた。
— 田山録弥 『尾崎紅葉とその作品』 青空文庫
蓼太は雅俗巧拙の両極端を具えた男でその句に両極端が現れ居候。
— 正岡子規 『歌よみに与ふる書』 青空文庫
スルガホテルは旅館の最大なる者、茗渓楼は割烹店の最流行せる者、喫茶珈琲店の巨魁たる、小赤壁亭が一種の社交倶楽部的組織を以て、雅俗を問はず一般に歓迎せらるるは同亭に出入する煙草吸殻商の産を興したるにても知るべし。
— 正岡子規 『四百年後の東京』 青空文庫
一、学識なき者は雅俗の趣味を区別すること難く、学識ある者は理想に偏して文学の範囲外にさまよふこと多し。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
作例 · 標準
彼は雅俗両方に通じており、どんな話題にも対応できる知識の広さを持つ。
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文芸作品には、雅俗を超えて多くの人々に愛されるものがある。
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あの評論家は、雅俗を問わず、あらゆる文化現象に鋭い洞察を示す。
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