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墨つぼ

すみつぼ
名詞
1
標準
ink line
文例 · 用例
ところがそのころは鳥も大ていはとんびをしゃくにさはってましたから、みな一ぺんにやって来て、今度はとんびを墨つぼに漬けました。
宮沢賢治 林の底 青空文庫
筆の穂を墨つぼにたっぷりひたして、幾らか毳ばだった標木の前に突き膝をした。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
それはまだいいとして、憂鬱なことには、あたりがまっくらで、墨つぼの中を歩いているような感じのすることであった。
海野十三 海底都市 青空文庫
野郎をそこへふん縛って、頭の上のあたりへ、板を一枚打ってくれ」「なにか、お書きになるので」「そうだ」 大工の墨つぼを借りて、それへ差尺筆で、一ツ 泥棒一ぴきせんだって迄、半瓦の部屋の飯食い者、再度悪事のかど之有り候につき、雨ざらし陽ざらし、七日七晩きゅうめいさせ置候ものなり。
空の巻 宮本武蔵 青空文庫
大工町弥次兵衛「ありがとう」 墨つぼを返して、「すまねえが、死なねえ程に、弁当飯のあまりでも、時々エサをやっといてくれ」 と、橋普請の大工や、近くで働いている土工たちへ頼んだ。
空の巻 宮本武蔵 青空文庫
なんじゃ」「矢立をお持ちか」「矢立はあるが、墨つぼが乾いておる。
二天の巻 宮本武蔵 青空文庫
長生きをして、わしが畢生の剣を持って、武蔵に誅を加える日を見るように」 受取った矢立を持って、小次郎は近くの流れに手を浸し、指のしずくを墨つぼにたらしていた。
二天の巻 宮本武蔵 青空文庫
作例 · 標準
熟練の大工は、墨つぼを使って長い木材に一直線の線を一瞬で引いていく。
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使い込まれた木の墨つぼには、職人の長年の誇りが刻まれているようだ。
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墨つぼの糸が切れてしまったので、新しいものに張り替えて整備した。
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2
標準
inkpot
作例 · 標準
書道の授業の終わりに、残った墨を慎重に墨つぼへと戻した。
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アンティークショップで、美しい装飾が施された陶器の墨つぼを見つけた。
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筆を墨つぼに浸しすぎると、紙に大きなシミができてしまうので注意が必要だ。
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