心の内
こころのうち
表現名詞
標準
one's heart
文例 · 用例
どうしても自分の心の内部に生活している人の眼である。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
詩の本来の目的は寧ろそれらの者を通じて、人心の内部に顫動する所の感情そのものの本質を凝視し、かつ感情をさかんに流露させることである。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
そして妾は、佐野が心の内部で見えない未来の敵に対して戦端を開いているのに気がつきました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
彼れは心の内で飛上るやうな勇みを感じた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
」と蝦蟇口を探りつつ、これでもまだまだ見えをする気か、五銭の白銅|一個渡して見返りもせぬ心の内、今度呼んだら剰銭は要らぬと、腹を見せる目的の処、何がさて如才なく令嬢は素知らぬ顔なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
心の内で、「まず可かった。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
老婦人は心の内、「華族じゃぞ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
心の内だけの冒険家。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
作例 · 標準
誰にも言えない心の内を、匿名の日記帳にだけは全てぶちまけている。
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親友にさえ明かしていなかった複雑な心の内を、彼は初めて涙ながらに語った。
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表向きは冷静を装っているが、彼女の心の内は激しい葛藤の渦が巻いている。
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