燕雀
えんじゃく
名詞
標準
small bird (like a swallow or sparrow)
文例 · 用例
よきひとの側へにありてなにをかたらむすずろにもわれは思ふゑねちやのかあにばるをかくもやさしき君がひとみに海こえて燕雀のかげもうつらでやは。
— 萩原朔太郎 『純情小曲集』 青空文庫
武田麟太郎へおゝ、吾が友よ高邁なる精神の見本そのものよ、羽織の下に衣紋竿を背負つてゐるだらう、肩をいからし『燕雀、何ぞ大鵬の志を知らんや』と呟きつゝ銀座を歩いてゐる果して彼は燕雀なりや、大鵬なりや、神さまだけがそれを知つてござらう。
— 詩集(11)文壇諷刺詩篇 『小熊秀雄全集-12』 青空文庫
燕雀いずくんぞ大鵬のこころざしを知らんと、昔の陳勝呉廣も云っているのだ。
— 岡本綺堂 『青蛙神』 青空文庫
燕雀焉んぞ大鵬のこゝろざしを知らんとはこの事で、貴樣たちのやうな小人ばらに英雄豪傑のこゝろざしが判ると思ふか。
— 岡本綺堂 『正雪の二代目』 青空文庫
この帖を見るに我等の首肯し難き事二三あれば、左にその二三を記し、燕雀生の下問を仰がん。
— 芥川龍之介 『念仁波念遠入礼帖』 青空文庫
燕雀生は必しも才人と言つてはならぬと言はず、しかしならぬと言はぬうちにもならぬらしき口吻あれば、下問を仰ぐこと上の如し。
— 芥川龍之介 『念仁波念遠入礼帖』 青空文庫
「青雲の志ある者の軽々しく口にすべき語にあらず」とは燕雀生の独り合点なり。
— 芥川龍之介 『念仁波念遠入礼帖』 青空文庫
燕雀、何んぞ、大鵬の志を知らんや、か――吾に、洛陽|負廓田二|頃有らしめば、豈よく六国の相印を佩びんや、か」 と、小さい声で、いいつつ、玄関へ出て来ると、玄関脇の、番部屋の襖が開いて、二三人が、外へ出ようとした。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
作例 · 標準
朝早く、庭には楽しげにさえずる燕雀たちの姿が見られた。
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公園の木々には、小さな燕雀たちが巣を作り、子育てに忙しい。
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窓の外で燕雀が羽ばたき、新しい一日が始まったことを告げているようだった。
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標準
small-minded person
作例 · 標準
そんな些細なことで騒ぐとは、やはり彼は燕雀の域を出ない人間だ。
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大事業を成し遂げようとする彼の構想は、燕雀たちには理解できないだろう。
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自分の狭い世界観に囚われていては、いつまで経っても燕雀のままだ。
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