民族国家
みんぞくこっか
名詞
標準
nation-state
文例 · 用例
だが多民族の共存を前提として我々の百歩先を行くアメリカの苦悩を笑い、単一民族国家(嘘つけ!
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
明治維新後、民族国家を完成しようとして、他民族を軽視する傾向を強めたことは否定できません。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
明治維新は明治初年に行なわれ、明治十年の戦争によって概成し、その後の数十年の歴史によって真に統一した近代民族国家としての日本が完成したのである。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
支那に於ては唐朝の全盛時代に於て国民皆兵の制度破れ、爾来武を卑しみ漢民族国家衰微の原因となった。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
民族国家の問題、経済革命の問題もその根本を一度神学的に批判されるのでなければ、全人類を福祉あらしめる恒久の平和の原理を見いだすことは不可能であろう。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
是非ともこれは文化的真理と、人類的公所を失わぬ、新しい民族国家主義を樹立して、次代の青年たちを活々とした舞台に解放しなければならないのである。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
そのおのおのの頭字であるSとCとSの三字だけが、わざわざ赤で入れてあるところなど、いかにも新興の多民族国家らしい華やかさがある。
— 神西清 『灰色の眼の女』 青空文庫
だから仮に種の論理というオルガノンが、正しい論理であったにしても、そうだからと云って田辺博士式民族国家絶対主義が絶対的に本当だということにはならないわけで、現に民族国家絶対至上主義は、種の論理の精緻綿密を俟たなくても、現代の日本では至る処で提唱されているのである。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
作例 · 標準
19世紀のヨーロッパでは、自由主義と並んで民族国家の形成を求める動きが加速した。
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単一の民族だけで構成される純粋な民族国家は、現代において非常に稀である。
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多様な文化を抱えるこの国が、いかにして一つの民族国家としてのアイデンティティを保つかが課題だ。
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