物象
ぶっしょう
名詞頻度ランク #37922 · 青空 246 例
標準
object
文例 · 用例
一、一つの作品が生れたといふことは、今迄箒しか存在しなかつた所へ手拭が出来たといふやうに、新たに一物象が存在したことであり、従来あつたものの改良品が出たといふやうなこと以上である。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
――私の直観は、即ち私は、此の世に生きて、事象物象に神秘を感ずるからである。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
俗人とは、物象の有機的要素のみを見るものと。
— 中原中也 『地上組織』 青空文庫
この時「自然詩人」は感興の対象なる事象物象をセンチメンタルに、あまりにも生理作用で書き付ける。
— 中原中也 『河上に呈する詩論』 青空文庫
宇宙間無限の物象の影響を受けている身辺の現象について如何にして有限な言葉をもって何事かを云い表わす事が出来るであろうか。
— 寺田寅彦 『方則について』 青空文庫
すべての物象と人物とが、影のように往来していた。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
しかし直射光線には偏頗があり、一つの物象の色をその周囲の色との正しい階調から破ってしまうのである。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
穉いときの古ぼけた写真のなかに、残っていた日向のような弱陽が物象を照らしていた。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
作例 · 標準
物理学では、観測される物象の性質や振る舞いを研究する。
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彼の絵画は、日常的な物象を、独特の視点から捉え直している。
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この科学実験では、特定の物象が熱や光にどのように反応するかを観察する。
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