遅く
おそく
副詞名詞頻度ランク #3210 · 青空 488 例
標準
late
文例 · 用例
「君ちやん(僕の名、実は君介、どうもブラ公みたいな名ですよ)どうも遅くなつて御免よ、富田の奥さんがいろんな話をしなさるから、あとからあとから話しなさるから。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
そういう時、妻はわざわざ私の所へやって来て、『遅くなりますから、お先へ休ませて戴きます』と言う、丁寧に三つ指をついてお辞儀をし、それから自分の寝床へ入る。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
来診を報知らせる電鈴がその時鳴つた、「夜遅く………」と唸きながら父は立つて行つた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
月天心貧しき町を通りけり 月が天心にかかっているのは、夜が既に遅く更けたのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
我を厭ふ隣家寒夜に鍋を鳴らす 霜に更ける冬の夜、遅く更けた燈火の下で書き物などしているのだろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
近所への人づきあいもせずに、夜遅くまで書物をしていた蕪村。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
秋の一日こんな朝、遅く目覚める人達は戸にあたる風と轍との音によつて、サイレンの棲む海に溺れる。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
私が薬師岳で観察した所に依ると、凡べてのカアル皆然りとは言われないが、カアルの初期は、雪が横一文字に堆くなっているに過ぎないが、その両端の垂下力が遅く、中央が速いためか、第二期には三日月形に歪み、更に拡大して勾玉形になって来ている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
標準
slowly