カルメ
カルメ
名詞
標準
Carme (moon of Jupiter)
文例 · 用例
カルメンがハバネラを歌いつつドン・ジョゼに媚びる態度は coquetterie には相違ないが決して「いき」ではない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
三 管弦楽映画 ベルリンフィルハルモニーにおける「地獄のオルフォイス」と「カルメン」の演奏を写したものであったが、これを見ながら聴きながら考えたことは、自分がベルリンへ行って実地に臨むよりもこうした映画で鑑賞する方が十倍も百倍も面白いのではないかということであった。
— 寺田寅彦 『映画雑感(5)』 青空文庫
カルメンの中の独唱でも、管弦楽の進行の波頭が指揮者のふりかざした両腕から落ちかかるように独奏者のクローズアップに推移して同時にその歌を呼出すといったような呼吸の面白さは、実地では却って容易に味わわれないものである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(5)』 青空文庫
しかるに今度仏国のカルメットという人の発表した所に拠ると、酒精で沈澱させたツベルクリンの一プロセント溶液を眼に点ずると、健康体ならば何の異状も起らぬが、少しでも結核のあるものならば、二十四時間内に充血して紅くなるという事である。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
カルメンの兵士も、意気な紳士達も、真赤な帽子を斜かいに被った闘牛士も目には映りませんでした。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
A・A橋の下で、ボートに乗って夜の河岸を離れて、ロップは、カルメンの五章を唄いながら櫂を水に落した。
— 吉行エイスケ 『飛行機から墜ちるまで』 青空文庫
ほれ、いつかの晩もさ、俺夜中にカルメンの歌を歌つてゐたら、おんつぁんが『がつ』といつていきなり部屋を出て行つたべ。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
カルメンやリゴレットやラ・ボエームやボリス・ゴドノフなど、私は金錢の許す限り其等を見に行つた。
— 中島敦 『かめれおん日記』 青空文庫
作例 · 標準
木星の衛星カルメは、逆行軌道を持つことが特徴だ。
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天文学の授業でカルメ群という衛星のグループについて学んだ。
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将来、木星の衛星カルメを観測する探査機が打ち上げられるかもしれない。
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