舞台裏
ぶたいうら
名詞頻度ランク #18372 · 青空 123 例
標準
offstage
文例 · 用例
多分胸の動悸を象徴するためであろうか、機関車のような者を舞台裏で聞かせるがあれは少し変である。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
」 信吉は競馬場の馬券の発売口へ行く男のように、舞台裏から楽屋口の方へ出て行った。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
その以外には何の準備も出来ない囚人服のまま、舞台裏から飛出して来たばかりの、金ピカ洋装の彼女と手に手を取って、涯てしない原始林の奥を目がけて、盲滅法に突進したのですからね。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
夫人は、案外無関心に、その舞台を眺め終ると、早速舞台裏へかけ込んで、踊り手のお母さんに、お祝いやら、お世辞やらを述べた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
噂によると、これまでどの女優にもそんなことをしなかった品行方正の北山が、舞台稽古の時たまりかねたのか、銀子をわざわざ舞台裏へ連れ込んで、永いこと銀子の頭に手をのせていたということである。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
ところで俳優同志は、無類に仲が悪くて、舞台裏で絶えず喧嘩をしてゐる許りでなく、舞台の上にまで喧嘩をもちだし、芝居の演技最中憎いと思ふ相手役の足を、思ひ切り踏みつけるのがあるかと思ふと、力いつぱい本気で殴つたりした、然しさすがに名優揃ひなので、芝居の筋書だけはこはさなかつた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
やがて男は、受持の役割を無事にすまして舞台裏へ退場する俳優のように、落ちつき払って玄関の間へ出て、帽子をかぶり、玄関に腰をかけて靴を穿こうとした。
— 平林初之輔 『山吹町の殺人』 青空文庫
むろん、もうこうなればお花見の無礼講どころではないので、遺恨あっての刃傷か、あやまっての刃傷か、いずれにしても問題となるのは槍を使った清正にありましたから、そこに居合わした六、七人の同役たちが血相変えて、舞台裏に飛んではいりました。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
幕が閉まった後、役者たちは舞台裏で安堵の表情を見せた。
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華やかな舞台の裏側では、舞台裏スタッフたちが忙しく動き回っている。
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舞台裏の様子を垣間見ると、公演がいかに多くの人々の努力で支えられているかがわかる。
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