抜け毛
ぬけげ
名詞頻度ランク #36892 · 青空 22 例
標準
fallen hair
文例 · 用例
そのあとから白い紙キレや、藁屑や、提灯の底や、抜け毛の塊まりが、辷り転がって行く。
— 夢野久作 『塵』 青空文庫
形見に与えたい衣服も皆悪くなっていて長い間のこの人の好意に酬いる物がなくて、末摘花は自身の抜け毛を集めて鬘にした九尺ぐらいの髪の美しいのを、雅味のある箱に入れて、昔のよい薫香一|壺をそれにつけて侍従へ贈った。
— 蓬生 『源氏物語』 青空文庫
葉子は抜け毛の丸めたのや、巻煙草の袋のちぎれたのが散らばって箒の目一つない自分の家の前を目をつぶって駆けぬけたいほどの思いをして、ついそばの日本銀行にはいってありったけの預金を引き出した。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
おびただしい毎日の抜け毛で額ぎわの著しく透いてしまったのが第一に気になった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
老婆は、片手に、まだ死骸の頭から奪った長い抜け毛を持ったなり、蟇のつぶやくような声で、口ごもりながら、こんな事を云った。
— 芥川龍之介 『羅生門』 青空文庫
鏡の前につい長く坐つてしまつた彼女は、少し多すぎると思はれる抜け毛を手の平で丸めながら、それでも、今朝の化粧にはわれながら満足して、さつと起ちあがつた。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
剃刀が出さえすれば、こっちのものだ」「待ってくれ、三輪の兄哥、――お寿の家から剃刀を盗み出せる曲者なら、鏡台の抽斗か屑籠から抜け毛を持出すのは何でもないぜ」「何だと、銭形の」 万七は仰天しました。
— 小唄お政 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「三輪の兄哥、――気が付かないはずはないが、この毛はみんな古い抜け毛だと思うが――」「えッ」「根のある毛が一本もないし、両端が細くなって枯れているところを見ると、切れた毛や毟り取った毛でもない」「下手人はお寿の家から抜け毛と剃刀を盗み出し、お政を殺してからわざと掴ませたというのかい」 と万七。
— 小唄お政 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
シャワーを浴びるたびに、排水溝に抜け毛がたまっているのが気になる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
最近、ストレスで抜け毛が増えたような気がして心配だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ペットの抜け毛対策として、毎日のブラッシングが欠かせない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash