勅任官
ちょくにんかん
名詞
標準
imperial appointee
文例 · 用例
二三十年|辛抱すれば勅任官になれる所かも知れない。
— 夏目漱石 『入社の辞』 青空文庫
勅任官になる必要はなかろう。
— 夏目漱石 『入社の辞』 青空文庫
博士や教授や勅任官|抔の事を念頭にかけて、うんうん、きゅうきゅう云っていられるものじゃない。
— 夏目漱石 『入社の辞』 青空文庫
名高い洋学者で、勅任官になっている人の弟である。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
その十三郎が勅任官の家の若殿だから、新聞の好材料になったのである。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
竹馬の友の万年博士は一躍専門学務局長という勅任官に跳上って肩で風を切る勢いであったから、公務も忙がしかったろうが、二人の間に何か衝突もあったらしく、緑雨の汚ない下宿屋には万年博士の姿が余り見えなかった。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
それは、判任官が高等官になり勅任官になるよりも、もっと仕甲斐のある出世かも知れなかった。
— 菊池寛 『出世』 青空文庫
これは官等の高下をも明かにしない予にとって、白頭と共に勅任官を賜るよりは遥に居心の好い位置である。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
作例 · 標準
「明治政府において、勅任官は官吏の中でも最高の地位にあり、国民から絶大な尊敬を集めていた。」
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「かつての外交儀礼では、勅任官のみが外国の元首との会見に同席することを許されていた。」
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「祖父の遺品を整理していたら、彼が勅任官であったことを証明する金筋の入った制帽が出てきた。」
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ウィキペディア
勅任(ちょくにん)は官人や官吏の任官手続きの種類で勅旨によって官職に任ずることまたはその官職をいい、とくにその官職をいう場合は勅任官(ちょくにんかん)という。
出典: 勅任官 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0