四足獣
しそくじゅう
名詞
標準
quadruped
文例 · 用例
(明治四十一年九月六日『東京朝日新聞』)狐と鱗片 四足獣で鱗のあるものは珍しい。
— 寺田寅彦 『「万年筆」欄より』 青空文庫
路は一しきり大に急になりかつまた窄くなったので、胸を突くような感じがして、晩成先生は遂に左の手こそは傘をつかまえているが、右の手は痛むのも汚れるのも厭ってなどいられないから、一歩一歩に地面を探るようにして、まるで四足獣が三|足で歩くような体になって歩いた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
路は一しきり大に急になり且又|窄くなつたので、胸を突くやうな感じがして、晩成先生は遂に左の手こそは傘をつかまへて居るが、右の手は痛むのも汚れるのも厭つてなど居られないから、一歩/\に地面を探るやうにして、まるで四足獣が三足で歩くやうな体になつて歩いた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
苦しい、苦しい、まるで獣芝居に出てくる白猫の役者のやうに初めは白い毛皮の身のまはりを嘲笑つてゐた人間の浮かれ心までが、遂には真実に淫逸な四足獣の悩ましい悲念に帰つてゆくのではないかとさへ思はれる位、霧は怪しくふりそそいでくる。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
お父さまが、「牛についていってごらん」と、おっしゃったので、僕は「四足獣、草食獣、複数の胃で、はんすうする」と、いった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
それほどにまでこの四足獣はわれわれの頭の中で人格化しているのだと思われる。
— 寺田寅彦 『ねずみと猫』 青空文庫
それは、大蛇のような長い頸を持った、象の五十倍もあろうと思われる巨大な四足獣だった。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
その時も普通の四足獣の足跡ではないということがわかっただけで、正体はつかめなかった。
— 中谷宇吉郎 『「悪魔の足跡」』 青空文庫
作例 · 標準
古代の獣脚類は、二足歩行のものもいれば、四足獣もいた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
博物館には、様々な時代の四足獣の化石が展示されている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
その絵画には、力強い四足獣が描かれている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite