身元保証
みもとほしょう
名詞
標準
personal reference
文例 · 用例
本来博士号は一つことを数年根気よく勉強したという身元保証書の一行である。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
ついては身元保証金として、金六百円を納められたい。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
貴女の身元保証人は……」「あの。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
今迄はたった一人の労働者を雇うのにも厳重な調査をし、身元保証人をきめた上でなければ駄目だった。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
女の身元保証人になっている、女の伯父だという男から持ち込まれた難題に、お爺さんも妾のお芳も蒼くなっていた。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
波瑠子の身元保証人が実在の人物でなかったことが分かったからである。
— 松本泰 『宝石の序曲』 青空文庫
実は、金ができなくつても、その夏は是が非でも日本を離れる決心をし、白水社々長Fさんに形式的な身元保証をしてもらひ、パス・ポートだけは取つておいたのである。
— 岸田國士 『外遊熱』 青空文庫
その店に縁故の深い人の世話で、叔父の三吉にも身元保証の判を捺かせ、当分は見習かたがた外廻りの方をやっていた。
— 島崎藤村 『家(下巻)』 青空文庫