微笑う
わらう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to smile (gently)
文例 · 用例
と、傍の助手の二人が顏を見合せながらにやりと微笑うて、私を見返つた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
義理にも微笑うどころか、誰に対してもお愛想一ついうでなし、もしそんな時何か事件でもあろうものなら、藤吉親分ともあろうものが、鉄瓶が吹きこぼれたほどの、どんな詰らないことでも、初めからすぐ、こりゃあ難物だ、おいらの手に負えねえ、と投げ出したような口振りだった。
— 影人形 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
外に聴えないように微笑っては話をし、話がなくなると遠慮深くまた微笑うという、時間の愉しさがあるらしかった。
— 室生犀星 『我が愛する詩人の伝記』 青空文庫
この少女の二重になった目は大きく、微笑うと可憐な、どこかドストイエフスキイの中に出てくる少女によく似ていた。
— 室生犀星 『或る少女の死まで』 青空文庫
しかし微笑うとそれがなおよく出るのだ。
— 室生犀星 『或る少女の死まで』 青空文庫
」 堀は、そういつものように答えると、女はしずかな声を立てて微笑う。
— 室生犀星 『蛾』 青空文庫
」とミサコは艶然とわらうと、「妾の困難な仕事も妾の道徳的な突進も妾の女馬鹿もいつもカリタの近代人らしい截断によって世間に通用するんだわ。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
さ来年はみんな僕らのようになってまた新入生をわらう。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は子供の寝顔を見て、静かに微笑った。
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彼は遠い思い出に浸るように、そっと微笑う。
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どんな時も、優しく微笑う彼女の姿に励まされる。
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