亡い
ない
形容詞頻度ランク #15 · 青空 1051 例
標準
dead
文例 · 用例
事實、此世に亡い人かも知れないが、僕の眼にはあり/\と見える、菅笠を冠つた老爺のボズさんが細雨の中に立て居る。
— 国木田独歩 『都の友へ、B生より』 青空文庫
太祖これを見たまいて、爾まことに純孝なり、たゞ子を亡いて孫を頼む老いたる我をも念わぬことあらじ、と宣いて、過哀に身を毀らぬよう愛撫せられたりという。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
老の身の杖柱、やがては家の芸のただ一|人の話|対手、舞台で分別に及ばぬ時は、師の記念とも存じ、心腹を語ったに――いまは惜からぬ生命と思い、世に亡い女房が遺言で、止めい、と申す河豚を食べても、まだ死ねませぬは因果でござるよ。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
与右衛門は何人にも知られないで安やすと累を亡いものにしたので、後妻をもらうことにしたが、与右衛門の家には家についた田畑が多く従って家も豊かであるから後妻はすぐ見つかった。
— 田中貢太郎 『累物語』 青空文庫
妙解院殿の御代に至り、寛永十四年冬|島原攻の御供いたし、翌十五年二月二十七日|兼田弥一右衛門とともに、御当家|攻口の一番乗と名告り、海に臨める城壁の上にて陣亡いたし候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
既に孟丙が亡い以上、仲壬を後嗣に立てることは決まっている故、今から主君昭公に御目通りさせては如何。
— 中島敦 『牛人』 青空文庫
しかるに海幸を守る蛭子社を数町|乃至一、二里も陸地内に合併されては、事あるごとに祈願し得ず、兵卒が将校を亡いしごとく歎きおり、ために合祀の行なわれたる漁村にはいろいろの淫祀が代わりて行なわれており、姦人の乗じて私利を営むところとなる。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
朝のお目ざめにもまた、夜明けも知らずに語り合った昔の御追憶がお心を占めて、寵姫の在った日も亡いのちも朝の政務はお怠りになることになる。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
もう二度と会うことのない亡い友を偲ぶ。
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その時代は遠い昔に亡いものとなった。
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彼女にとって、その夢はもう亡い幻だった。
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