非戦闘員
ひせんとういん
名詞
標準
non-combatant
文例 · 用例
その弱さの感じから言へば、鎧を着てゐたり、弓をもつてゐたりしてゐても、まるで非戦闘員のやうな弱々しい。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
非戦闘員とて油断は出来ない。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
――ああこれでもしわしが神経衰弱にならなかったとしたら、それは医学界の一大不思議じゃ」 非戦闘員の帰還 途中までは、たいへんうまくいった飛行島の試運転も、一回のおわりのところで、思わぬ邪魔ものにとびだされ、はじめは大機嫌だったリット少将も、おわりには半分気が変なようになってしまった。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
大量の非戦闘員を出発させるというのに、わざわざ真夜中をえらんだのは、なぜか。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
非戦闘員はというと重い病人と、物心のつかない幼児と、足腰も立たないし、耳も、眼も駄目だという老人だけだ。
— 海野十三 『空襲警報』 青空文庫
軍人以外は非戦闘員であると言う昨日までの常識は、都市爆撃により完全に打破されつつある。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
産業・交通・資源・其の他の戦線後方の深部にまで及ぶ敵対行動、そこから来る戦闘員と非戦闘員との区別の抹殺などは、それが組織的であればあるほど、発達すればする程、相手国の社会的無秩序の直接原因である。
— 戸坂潤 『戦争ジャーナリスト論』 青空文庫
たった一人の非戦闘員である彼女を乗せた軍用列車は、信じられないほどののろさで平野を横切りながら、進んだり止ったりしてパリに近づいた。
— 宮本百合子 『キュリー夫人』 青空文庫
作例 · 標準
国際人道法に基づき、紛争地において武器を持たない非戦闘員を攻撃することは禁じられている。
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空襲警報が鳴り響く中、赤十字のマークを頼りに非戦闘員たちが避難所に逃げ込んだ。
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兵士と非戦闘員が混在する市街地での戦闘は、甚大な犠牲を招く恐れがある。
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ウィキペディア
非戦闘員 とは、ジュネーブ条約において保護されるべき捕虜としての扱いを受ける戦闘力を失った戦闘員(撃墜されたパイロットなど)や経理、法務、衛生(医師や看護師など)要員などを除く、戦闘に携わっていない一般市民を指す戦時国際法(ハーグ陸戦条約、国際人道法)上に規定された定義のことである。
出典: 非戦闘員 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0