徒刑
とけい
名詞
標準
penal servitude
文例 · 用例
ですから大丈夫戦争も起らなければ無期徒刑をご心配して下さらなくても大丈夫です。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
又我々だって無期徒刑じゃない、人類の仲間からと哺乳動物組合、鳥類連盟、魚類事務所などからまで勲章や感謝状を沢山贈られる訳です。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
その時に、その何物も見得ない暗の中で、懸命に波浪と潮流とに対抗することは、その運命を、牢獄内に朽ちしめるように決定された、無期徒刑囚のような神経になりおおせた彼らであっても、なし得ない辛抱であった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
軽くても無期徒刑、重ければ斬罪じゃ」 が、万之助は、毅然としていった。
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
それまで熊本には罪人を取扱ふのに、死刑と追放と、この二つしか無かつたのを、勝名の考へで笞刑と徒刑とがその外に設けられる事になつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
黒眼鏡が酔いつぶれる時に、きまってあげる『オダ』に依れば、彼はどうにもしようのないやくざ者で、人の女房と姦通して、おまけに亭主の頭の鉢を金テコで打破って、無期徒刑を喰ったのだが、御大典のおかげで、二度と出られる筈のなかったこの社会に舞い戻って来たという札つきの『金スジ』だった。
— 里村欣三 『放浪の宿』 青空文庫
そのとき船は阿弗利加沖を駛っていたが、ガルールは仏領南|亜米利加はギヤーヌの徒刑場へ流された苦い経験を思いだし、マロンは阿弗利加屯田兵の営舎から脱走して営倉に叩きこまれたときの記憶を喚びおこして、心ひそかにこの海上の自由を讃美しているのであった。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海』 青空文庫
昨日運転士からお知らせしたように、彼等の中には徒刑場から脱走した罪人がいます。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海』 青空文庫
作例 · 標準
彼は重大な罪を犯し、十年の徒刑に処せられて刑務所に収監された。
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明治時代の初期、重罪人には終身の徒刑が科されることも珍しくなかった。
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徒刑の間、彼は己の犯した過ちを深く反省し、更生を誓った。
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