別本
べっぽん
名詞
標準
文例 · 用例
姑く前者を原本と名づけ、後者を別本と名づけることにする。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
別本は淨本を歴代の中から除き去つて、代ふるに了蓮を以てしてゐる。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
過去帳別本に「貞譽誠範居士、葬于光照院、長島五郎兵衞、□代五郎兵衞實父、□□□月」として「二十日」の下に記してある。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
別本一鐵の下には五郎兵衞としてあつて、泰了の下に九代目五郎作としてあるから、初五郎作、後五郎兵衞となつたものと見るのである。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
清常、清郷は過去帳原本の載せざる所で、獨別本にのみ見えてゐる。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
殘餘十一人の古い戒名は皆別本にのみ出てゐる名である。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
古い戒名の江間氏親戚十一人の關係は、過去帳別本に徴するに頗る複雜で、容易には明め難い。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
即ち過去帳別本に讀むべからざる記註を見る戒名である。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
ウィキペディア
別本(べっぽん)とは、源氏物語の写本のうち、青表紙本、河内本のいずれにも属さないものをいう。またそのような写本によって伝えられる本文を指すこともある。
出典: 別本 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0