枢要
すうよう
形容動詞名詞-の形容詞名詞
標準
(most) important
文例 · 用例
また推進器の羽で水を艫部に打ち付けるためにいくぶんの振動を起すが、これは船体の枢要な箇所を丈夫にすれば大抵防がれる事になる。
— 寺田寅彦 『汽船の改良』 青空文庫
関東大震後に私は首都の枢要部をことごとく地下に埋めてしまうという方法を考えたことがある。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
そんなことでK・S氏の作品展覧会は、逸作の奔走により、来着後数日ならずして、市中の最も枢要な場所に在るデパートに小ぢんまりした部屋を急造させて賑やかに開催された。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
此の枢要の地を材略武勇の足らぬものに托して置くことは出来ぬ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
第三に舞台はなるべくその国の首都もしくは枢要都市が中心になっているのがよい。
— 平林初之輔 『私の要求する探偵小説』 青空文庫
人造人間はそれぞれミルキ国人に代って、枢要なる配置についたのだった。
— 海野十三 『十八時の音楽浴』 青空文庫
前にも申上げた通り、時之大屋子という覡は民間において勢力を有していたばかりでなく政府の御用をも務めたのであるから、当時の社会においてはかなり枢要な位地を占めていて劇文学の材料にまでなったくらいであります。
— 伊波普猷 『ユタの歴史的研究』 青空文庫
それは、東京書籍舘書目と云う一冊、飜刻智環啓蒙と云う何のことだか題では私などに見当もつかないもの、及、明治十五年前半期の福島警察枢要書類等である。
— 宮本百合子 『蠹魚』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若くして政府の枢要なポストに抜擢された。
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この街道は、かつて経済と軍事の枢要をなす場所だった。
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国家の枢要を握る者としての自覚を持って行動しなさい。
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