吹き出物
ふきでもの
名詞
標準
(skin) eruption
文例 · 用例
人間の眼には、おぞましく気味の悪いこの樹幹の吹き出物に人間の知らない強い誘惑の魅力があって、これらの数多くの昆虫をひきよせるものと見える。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
始終吹き出物でもしそうな、膿っぽい女を葉子は何よりも呪わしいものに思っていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
紅斑熱の他の変異種はボタン熱(*吹き出物のフランス語から)でマルセイユ近くのプロヴァンスで最初に記載されルーマニアにも発見された。
— ――専門家でない読者に必要な12章を含む発疹チフス一生の伝記 『ネズミ、シラミ、歴史』 青空文庫
高い熱がでて苦しむうちは、まだよいとして、全身に、すき間もなくふきでものがでて、それが膿をもって黄色に変じますと、まるであの菊人形のように……きくならば美しいですけれど、それがうみをもった黄色のできものでおおわれた有様を想像してごらんなさい。
— 小酒井不木 『ジェンナー伝』 青空文庫
さらにそのふきでものが乾くときは黒赤色に変じますから、全身はあんの中へころがったようになり、顔はおはぎを見るようで、どこに目があるやら鼻があるやらさっぱりわからないのであります。
— 小酒井不木 『ジェンナー伝』 青空文庫
「エウドキアなんです――でも、ここのひとたちはわたしをニューラとしかよばないんです」 伸子は、思わずニューラの浅黒くてこめかみにこまかいふきでもののある若い顔を見つめた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
紫外線の不足とよくない食物のために、こまかいふきでものを出している顔色のよくない両肩の落ちた若い男女の大群集。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
背の低い顔にふきでものを出して、腕が不均斉に長いようなロンドンの人々の大群は、いつこの西にまであふれて出て来るだろうか、と。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
作例 · 標準
ストレスで顔に吹き出物がたくさんできてしまった。
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彼女は、肌荒れを防ぐために、薬用の石鹸で吹き出物を洗うようにしている。
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夏の暑さで、背中に小さな吹き出物ができてかゆい。
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