真盛り
まさかり
形容動詞
標準
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文例 · 用例
南国の真夏の暑い真盛りに庭に面した風通しのいい座敷で背中の風をよけて母にすえてもらった日の記憶がある。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
「頭の顱じゃあないけれど、額の椀の蓋は所作|真盛り。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
まだその古樹がちらほら残って、真盛りの、朧月夜の事でした。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
彼は奥座敷の離れ家の屋根の見える側の雨戸を夏の真盛りの夕刻早々厳重に閉めさした。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
蔦の茂葉の真盛りの時分に北支事変が始まつて、それが金朱のいろに彩られるころます/\皇軍の戦勝は報じ越される。
— 岡本かの子 『蔦の門』 青空文庫
雨脚も白く、真盛りの卯の花が波を打って、すぐの田畝があたかも湖のように拡がって、蛙の声が流れていた。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
今は桜ばかりが真盛りだ。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
徳川中興の名将軍吉宗公の後を受けた天下泰平の真盛り。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
作例 · 標準
桜の花がまさかりに咲き誇り、多くの人々が訪れた。
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彼は今、人生のまさかりにいて、充実した日々を送っている。
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祭りはまさかりの盛り上がりを見せ、熱気に包まれた。
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