蒸し暑い
むしあつい
形容詞頻度ランク #19751 · 青空 274 例
標準
humid
文例 · 用例
蒸し暑い、蚊の多い、そしてどことなく魚臭い夕靄の上を眠いような月が照らしていた。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
あるひどい雨の日の昼ごろにたずねて来たときは薄絹にゴムを塗った蝉の羽根のような雨外套を着ていたが、蒸し暑いと見えて広くはげ上がった額から玉のような汗の流れるのをハンケチで押しぬぐい押しぬぐい話をした。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
雨がやむと、蒸し暑い六月の太陽は、はげしく、僕等を頭から煎りつけた。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
もっとも、東京でも蒸し暑い夜の続く年もある。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
夏休みに帰省している間は毎晩のように座敷の縁側に腰をかけて、蒸し暑い夕なぎの夜の茂みから襲ってくる蚊を団扇で追いながら、両親を相手にいろいろの話をした。
— 寺田寅彦 『庭の追憶』 青空文庫
マリオは、こゝから三百里も北ですから、よほど涼しい訳ですが、やっぱり仲々蒸し暑いですからね、私は給仕に、「おいどうしたんだ。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
私も言いようがないから黙っていますと、お俊もいつものおしゃべりに似ず黙っているのでございます、蚊帳の中から透して見ると、薄暗い洋燈の光が房々とした髪から横顔にかけてぽーッとしています、それに蒸し暑いのでダラリとした様子がいつにないなまめかしいように私は思ったのでございます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
スチユムの上に眞南風で、車内は蒸し暑いほどなれば、外套は脱いだと知るべし。
— 泉鏡太郎 『大阪まで』 青空文庫
作例 · 標準
梅雨時は湿気が高く、じっとしていても汗が滲むほど蒸し暑い。
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昨夜はあまりに蒸し暑くて寝苦しかったので、今朝は体がだるい。
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雨上がりのグラウンドからは熱気が立ち上り、不快なほど蒸し暑かった。
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