仲介者
ちゅうかいしゃ
名詞
標準
mediator
文例 · 用例
そのいわゆる実見談が、もう一人の仲介者を通じて伝えられる時は、もう肝心の事実はほとんど蒸発してしまって、他のよけいなものやまるで反対のものなどが入り交じってしまっている。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
それは尊い師匠であり、なつかしい恋人であって、本屋はそれをわれわれに紹介してくれるだいじな仲介者であったわけである。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
ところが翌日仲介者が断りに来た。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
当会社はどこまでも仲介者の位置に立ち保証的の貴任丈を負ふべきに由り、主債務者を他に求められたいと云ふのである。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
それから今までやつた美術品にしても工芸品にしても、一流の定評のあるものばかりで、多分に冒険性を含んだ野心家の「試み」をやられては、折角築き上げて来た芸館の一流品展観所としての貫禄を少からず損ずると、支配人が急に主張し出したといふことも仲介者は伝へた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
それには女の手一つでやつやつしくくらしているから、すこし金をやれば骨をおってくれるだろう、仲介者さえあれば、女の方でも自分を知ってくれているから、僥倖が得られないものでもないと思った。
— 田中貢太郎 『断橋奇聞』 青空文庫
当日は無論、私の師匠は双方の仲介者であるから誰を差し措いても出掛けなければなりません。
— 大隈綾子刀自の思い出 『幕末維新懐古談』 青空文庫
女優と云えば、大抵活動や芝居のそれであるが、社長や所長、又は何々主任、専務なぞいうものに渡りをつけなければ、先ずお眼にかかれぬ――そのような仲介者への紹介者は、無論、金と友人である。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
作例 · 標準
離婚調停では、公平な立場の仲介者が双方の意見を聞く。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
労使交渉が難航し、政府が仲介者として介入することになった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
君たちの喧嘩、私が仲介者になって解決してあげるよ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash