敗勢
はいせい
名詞
標準
signs of defeat
文例 · 用例
翌四日にも、幕軍は敗勢を返さんとして戦ったが、此日仁和寺宮|嘉彰親王が、金甲馬に跨り、前駆に錦旗を飜して、陣頭に進まれたので、絶えて久しき錦の御旗を仰いだわけで、官賊の別が判然としたので、薩長の軍は意気軒昂となり、幕軍は意気沮喪して、いよいよ敗勢の著しいものがあった。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
三の丸が落ちてから、城方の敗勢はもはやどうともすることができなかった。
— 菊池寛 『恩を返す話』 青空文庫
」検事は半ば敗勢を自覚して、声に力がなかった。
— 小栗虫太郎 『聖アレキセイ寺院の惨劇』 青空文庫
中盤すでに歴然たる敗勢で、押されに押されてずるずると押し切られた。
— 坂口安吾 『桂馬の幻想』 青空文庫
控室の高段者連、ここで塚田の敗勢をハッキリ認めた。
— 坂口安吾 『勝負師』 青空文庫
戦はみるみる苦戦におちいり、本多忠勝、酒井忠次、石川|数正らおおいに反撃したが、夕闇の頃にいたって全軍の敗勢おおうべくもなく、家康はついに退却の命を発した。
— 山本周五郎 『死處』 青空文庫
さすがの織田信長も、この時の戦は難儀だったのだ、徳川家康の加勢で敗勢を転じて大勝利を得たということは知っている。
— 新月の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
敗勢になりながら、島津の兵はじつによく戦った、しかしいかに善防したところでもはや大勢を挽回することはできない、ついに馬じるしを折り記章を捨てて牧田から西南のほうへと退却をはじめた。
— 山本周五郎 『青竹』 青空文庫
作例 · 標準
序盤の劣勢から、チームは徐々に敗勢を挽回していった。
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彼の表情には、既に敗勢を悟ったかのような諦めがにじんでいた。
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敵軍は戦況が敗勢にあると見て、撤退を開始した。
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