祝勝
しゅくしょう
名詞
標準
victory celebration
文例 · 用例
また一年の前なり、その村の祝勝提灯行列の夜、幾百の村民が手に手に紅燈を打ふりて、さながら大火竜の練り行くが如く、静けき村路に開闢以来の大声をあげて歓呼しつゝ家国の光栄を祝したる事あり。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
彼等は凡て羊の皮に焼火箸で書いた自己の「創作集」を肌身離さず背嚢の中に蔵して、敗戦のテントの中では戦友同志に読み合せて慰め、祝勝の宴の上では、節を編んで詩にうたつた。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
太郎の海辺の町も、「号外」の鈴の音と、戦死者の送葬曲とに、明けては、暮れ、そしてまた提灯行列の祝勝騒ぎと、行進曲の合唱に鼎の如く湧きたつうちに、いつしか遠方の山々の雪も解けて、紫色の山肌が艶々と光つた。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
太郎の家は、幻灯会につゞく、祝勝宴や、日毎に営まれる戦死者の葬礼に関する事務所に当てられて、電話が架設された。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
祝勝の夜の合宿所で、一同がこれからローランドのパーラへ繰り込まうと勢ぞろひしながら、「たうとう、ヘンリーに見せつけられる機会になつたな。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
これらの手紙を静かに書いてゐるといふことが、弘雄は今日の祝勝の気分に何よりもふさはしいとおもはれた。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
祝勝費をおくれといふ文面なら二三行で済みさうなものぢやないか……」「おい、ヂャッキイ、お前はすつかり戦勝気分に酔つてゐるのか、俺の国が今、危機一発の戦時状態だといふことを知つたら、そんなことは云へない筈だぞ。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
」 無論たゞそんな仮想で一夜の祝勝会の余興にするといふ場合だといふのに、弘雄は余程の引目でもあるかのやうにたぢろいで、二人の友達を驚ろかせた。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
作例 · 標準
劇的な逆転勝ちを収めたチームは、地元に帰って市民とともに祝勝の喜びを分かち合った。
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スタジアム周辺には祝勝の旗が掲げられ、ファンの歓喜の声が夜遅くまで響き渡った。
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長年のライバルを倒しての祝勝とあって、選手たちの喜びもひとしおだった。
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