赤い糸
あかいいと
表現名詞
標準
red string of fate
文例 · 用例
秋のはじめの或る月のない夜に、私たちは港の桟橋へ出て、海峡を渡つてくるいい風にはたはたと吹かれながら赤い糸について話合つた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
それはいつか学校の国語の教師が授業中に生徒へ語つて聞かせたことであつて、私たちの右足の小指に眼に見えぬ赤い糸がむすばれてゐて、それがするすると長く伸びて一方の端がきつと或る女の子のおなじ足指にむすびつけられてゐるのである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
女の手から長い赤い糸が筋を引いている。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
おくみはそれから坊ちやんに赤い糸の束を手頸にかけてゐて貰つて、糸巻へ二つばかり巻き取つた。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
糸切糸切虫にどの糸切らせうほぐれた糸をよりより切らせう糸切虫は赤い糸切つた小さな口でぽきんと切つた。
— 野口雨情 『十五夜お月さん』 青空文庫
ミチミの白い脛の上から赤い糸のようなものがスーっと垂れ下ってきて、脛を伝わって、やがてスーっと踝のうしろに隠れてしまった。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
話の例としてひとつ「赤い糸紡織工場」の托児所をのぞいて見よう。
— ――ソヴェト同盟の共学について―― 『砂遊場からの同志』 青空文庫
私がソヴェト同盟にいた時分のこと、ある日「赤い糸」という紡績工場を見学に行って、元気な女工さんたちとしゃべっていたら、二十ばかりの一人の女工さんが、鉛筆と手帖をもって大いそぎでやって来て、「私はここにいる婦人通信員です。
— ――メーデーきたる―― 『婦人読者よ通信員になれ』 青空文庫
作例 · 標準
食材の新鮮さが料理の質を決める。
調理技法は世代から世代へと伝えられる。
食文化は地域の歴史を物語る。
栄養バランスの取れた食事が健康を支える。