露盤
ろばん
名詞
標準
roban
文例 · 用例
「小指は高くゝりの覚」で貸借の争議を示談させるために借り方の男の両手の小指をくくり合せて封印し、貸し方の男には常住坐臥不断に片手に十露盤を持つべしと命じて迷惑させるのも心理的である。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
もしもそうでなかったらいかに彼の名文をもってしても、書肆の十露盤に大きな狂いを生じたであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
石抱きは十露盤板と称する三角形の板をならべた台のうえに罪人を坐らせて、その膝のうえに石の板を積むので、石は伊豆石にかぎられ、長さ三尺、厚さ三寸、目方は一枚十三貫である。
— 岡本綺堂 『拷問の話』 青空文庫
水噴かぬ錆びたる噴水の露盤より静かに滴る水滴。
— 北原白秋 『春の暗示』 青空文庫
水噴かぬ※びたる噴水の露盤より静かに滴る水滴。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
彼と我れとの相違は、いわば十露盤の桁が違っているだけで、喜助のありがたがる二百|文に相当する貯蓄だに、こっちはないのである。
— 森鴎外 『高瀬舟』 青空文庫
」 或晩のこと、義雄の室にも電燈が付いてから間もなく、「御免を被ります」と、千代子がお客帳と支出簿と十露盤とを提げて、にや/\笑ひながら這入つて來た。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
十露盤絞りの手拭をかぶった若い野郎です」「てめえはそれをどうして知っている」 定吉は少しゆき詰まった。
— 人形使い 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
五重塔の最上部にある相輪の基部を露盤という。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
雨水が塔の内部に浸入するのを防ぐため、露盤には重要な役割がある。
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彼は寺院建築を研究しており、特に各時代の露盤の形状の変遷に注目している。
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