蝉時雨
せみしぐれ
名詞頻度ランク #38826 · 青空 35 例
標準
outburst of cicadas singing
文例 · 用例
蝉時雨は、一しきり盛りになって山の翠も揺るるかと思われる喧ましさ、その上、あいにくと風がはたと途絶えてしまったので周囲を密閉した苫船の暑さは蒸されるようです。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
落葉松の林中には蝉時雨が降り、道端には草藤、ほたるぶくろ、ぎぼし、がんぴなどが咲き乱れ、草苺やぐみに似た赤いものが実っている、沢へ下りると細流にウォータークレスのようなものが密生し、柵囲いの中には山葵が作ってある。
— 寺田寅彦 『浅間山麓より』 青空文庫
そうすると、きっと蝉時雨の降る植物園の森の裏手の古びたペンキ塗りの洋館がほんとうに夢のように記憶に浮かんで来る。
— 寺田寅彦 『二十四年前』 青空文庫
松の根には日あしがかげつて、蝉時雨がしつきりなしにふりそそぐ。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
ちょうど八月四日の正午、しんしんと降る両岸の蝉時雨であった。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
椰子の葉を叩くスコールの如く、麺麭の樹に鳴く蝉時雨の如く、環礁の外に荒れ狂う怒濤の如く、ありとあらゆる罵詈雑言が夫の上に降り注いだ。
— 夫婦 『南島譚』 青空文庫
』 むんむと蒸す日光の照りつけたその松林にははげしい蝉時雨が起つてゐた。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
蝉時雨が、ただ一つになって聞えて、清水の上に、ジーンと響く。
— 泉鏡花 『瓜の涙』 青空文庫
作例 · 標準
梅雨明けの合図のように、蝉時雨が庭に響き渡りました。
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夏の盛り、蝉時雨の中を歩くと、力強い生命力を感じます。
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蝉時雨は、日本の夏の風物詩として、多くの人に愛されています。
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ウィキペディア曖昧さ回避
蝉時雨(せみしぐれ) 多くのセミが一斉に鳴きたてる声を時雨の降る音に見立てた語。夏の季語。 蟬しぐれ - 藤沢周平の時代小説。 蝉時雨 (ロックバンド) - 日本のロックバンド。 蟬時雨 (五木ひろしの曲) - 五木ひろしのシングル。 グレープの楽曲。 NOAのアダルトゲーム。
出典: 蝉時雨 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0