峠
とうげ
名詞名詞-接尾辞頻度ランク #10437 · 青空 4182 例
標準
(mountain) pass
文例 · 用例
祭日〔二〕宮沢賢治アナロナビクナビ睡たく桐咲きて峡に瘧のやまひつたはるナビクナビアリナリ赤き幡もちて草の峠を越ゆる母たちナリトナリアナロ御堂のうすあかり毘沙門像に味噌たてまつるアナロナビクナビ踏まるゝ天の邪鬼四方につゝどり鳴きどよむなり
— 宮沢賢治 『祭日〔二〕』 青空文庫
然しかうして今私は峠の途中に蹲んでゐて、まことにしみじみとした気持だし、それとなく此の世の、何といはうか哀愁が思ひ遣られもするのだ。
— 中原中也 『深夜の峠にて』 青空文庫
中には、それはおまへの今ゐるのが何の変哲もない峠道のことで、闇夜のことだし草一本満足には見えぬ有様だからだらうなぞ思ふ人もあるかも知れぬ。
— 中原中也 『深夜の峠にて』 青空文庫
九月十月十一月太宰治 (上) 御坂で苦慮のこと 甲州御坂峠の頂上に在る茶店の二階を借りて、長篇小説すこしづつ書きすすめて、九月、十月、十一月、三つきめに、やつと、茶店のをばさん、娘さん、と世間話こだはらず語り合へるくらゐに、馴れた。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
だんだん茶店の人たちも、あのお客は、ただ口が重いだけで、別段に惡だくみのある者でないといふことが判つた樣子で、お客さんのお嫁さんになるひと仕合せですね、世話が燒けなくて、とをばさんに冗談言はれて、私は苦笑して、やつと打ち解けて來たころには、はや十一月、峠の寒氣、堪へがたくなつた。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
をばさんは、バスに乘つて、峠の下の吉田へ行つて、こたつをひとつ買つて來た。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
東京へ歸つたら、また、ぶらぶら遊んでしまつて、仕事のできないのが判つてゐるから、とにかく、この小説の目鼻のつくまでは、と一先づ、峠の下の甲府のまちに降りて來た。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
又その前は、甲州|御坂峠の頂上の、茶店の二階を借りて住んでいたのである。
— 太宰治 『無趣味』 青空文庫
作例 · 標準
ドライブの途中で、美しい景色が広がる峠を越えた。
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昔はこの峠を越えるのに一日かかったそうだ。
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自転車で険しい峠を上り切った達成感は格別だ。
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標準
peak (e.g. of summer)
作例 · 標準
暑さの峠は過ぎたが、まだ残暑が厳しい。
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病気の峠を越えれば、回復に向かうだろう。
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このプロジェクトは、今週末が一番の峠だ。
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ウィキペディア
峠(とうげ)は、山道を登ってそこから下りになる場所、あるいは山脈越えの道が通る最も標高が高い地点である。なお、峠の片側にのみ大きな高低差があり、もう一方の側が平坦に近いものを片峠(かたとうげ)という。日本の代表的な片峠としては碓氷峠がある。また、本来の意味から転じて、何らかの物の勢いが最も盛んな時期を指していう。
出典: 峠 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0