絶待
ぜつだい異読 ぜったい
名詞
標準
absoluteness
文例 · 用例
細かい所に気を附けて、塵紙を二つに切って置いて使ったり、用事を葉書で済ますために、顕微鏡がなくては読まれぬような字を書いたりするのは、どの人にも共通している性質だろうが、それを絶待的に自己の生活の全範囲に及ぼして、真に爪に火を点す人と、どこかに一つ穴を開けて、息を抜くようにしている人とがある。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
これまで小説に書かれたり、芝居に為組まれたりしている守銭奴は、殆ど絶待的な奴ばかりのようである。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
尤も私の正直も絶待的とは行かない。
— 森林太郎 『混沌』 青空文庫
それは私の方から人を尋ねるといふことが、殆ど絶待的に出來ないからである。
— 森林太郎 『長谷川辰之助』 青空文庫
新しい事と云ふものは絶待的に出來なくなつてしまひますね。
— 森林太郎 『ロビンソン・クルソオ』 青空文庫
どんな哲学者も、近世になっては大低世界を相待に見て、絶待の存在しないことを認めてはいるが、それでも絶待があるかのように考えている。
— 森鴎外 『かのように』 青空文庫
意志が有るから、無は絶待の無でなくて、相待の無である。
— 森鴎外 『妄想』 青空文庫
彼の目中には神聖なるものが絶待的に無い。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
作例 · 標準
「哲学の議論において、絶待の真理を追い求めることは終わりのない旅のようだ。」
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「彼は自分の信念が絶待であると信じて疑わず、周囲の意見に耳を貸さなかった。」
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「どんなに強固な権力であっても、歴史の中では絶待であり続けることはできない。」
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