差し迫る
さしせまる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to be imminent
文例 · 用例
差し迫る一藩の大事に脅えながらも、蜜のような歓楽の日が、この若い夫婦の間に、幾日か過ぎた。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
彼の信仰を、ゴマカシと見、絞首台上で欣々然たる容子をしながらその実は差し迫る死の前に戦慄しただろうと想像することが、私のセメてもの慰めです。
— 菊池寛 『ある抗議書』 青空文庫
けれども差し迫るひもじさは、矢張り彼を働かせずには措かなかった。
— 宮嶋資夫 『恨なき殺人』 青空文庫
素より出来るだけ之を防ぐやうに注意することは必要であつて、今後決して従来の過ちを再びせぬことは、損得の上にも自衛の上にも大切であるが、たとへ充分に自然の復讐を防ぎ得ずとも、急に危難の差し迫ることは無いから、民種改善学などを緩々と研究して理論を闘はして居る余裕が少しは有るかも知れぬ。
— 丘浅次郎 『自然の復讐』 青空文庫
片手にはしっかりと竹の小枝を握ったまま、何か差し迫る眼に見えない大きな力に弱々しく抗している様子である。
— 加藤道夫 『なよたけ』 青空文庫
さしせまる国難に、女大臣アサリとミルキ閣下の対立も、自然解消するよりほかなかった。
— 海野十三 『十八時の音楽浴』 青空文庫
ゆき子は、余り心がさしせまると、そっと雨戸をあけてとめどもなく、月のない庭を歩き廻った。
— 宮本百合子 『我に叛く』 青空文庫
そのあと、義貞は、門廊の床几にかかって、さしせまる乾坤一|擲の戦いをどう戦うべきか、よろいの高紐におや指をさしはさみ、ひとり唇をかんでいた。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
災害の危険が差し迫っているため、住民に避難勧告が出された。
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試験日が差し迫り、学生たちは連日図書館にこもっている。
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地球温暖化問題は、私たちに差し迫った課題だ。
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