あんなに
あんなに
副詞頻度ランク #6229 · 青空 0 例
標準
to that extent
文例 · 用例
」と彼は思ふ、「あんなにアラがあるから、あのアラが契機となつて、却て奴等は仕事が出来るのであらう……」 ところでさういふ場合に彼のアラと云つてゐるものは、概ね処世的要領の稚拙の如きを指してゐるのである。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
信用しないのに何もかも彼の云ひなりに返事をしたといふのも変なものだが、尤もあんなに三田村が感激してゐる時には……どうも困る。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
戦争中に、あんなにグロテスクな嘘をさかんに書き並べて、こんどはくるりと裏がえしの同様の嘘をまた書き並べています。
— 太宰治 『返事』 青空文庫
あんなに降つてるわよ。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
「他のことなら此方から訊いたつてロク/\答へない男が、自分の好きなことならあんなに訊かない先に答へるんだ」と兄は思つた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
今朝まであんなに騒々しかった家内はしんとしてあまりに静かである。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
すると精が「居る居る――要太郎があんなに走り出したらきっと鴫が居る」と云う。
— 寺田寅彦 『鴫つき』 青空文庫
あんなにじやんじやん水を注ぎ込まれちや、處置に窮しますよ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
彼があんなに怒るなんて珍しい。
あんなに美しい光景を見たことがない。
そんなにあんなに頑張らなくていい。
あんなに厳しい試験は合格が難しい。