金銅
こんどう
名詞
標準
gilt bronze
文例 · 用例
言葉の合の手のように、その紫金銅とやらいう釜の胴を撥いてみせます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
藥師三尊、釋迦佛、金銅にて鳥佛師作のよし、所謂法隆寺式にて法輪寺金堂のもの同じさまなり、專門家は衣の襞※に變化なく、顏と手とは割合に大きく、手指は鵞王手とて蹼やうのものあること此の式の特色なりといへり、面相殊には鼻のつくりざまなども、目立ちて異なるやう覺ゆ。
— 内藤湖南 『寧樂』 青空文庫
奈良の大佛はあれは其後變つたものでありますが、一丈六尺の金銅、金と銅と合せた金銅の佛像を作つて居りますが、其金銅佛を作ると云ふことはそれだけぢやない。
— 竹越與三郎 『日本の眞の姿』 青空文庫
金堂安置の薬師如来像のような聖徳太子御在世中の造像にかかるものや、同金銅|釈迦三尊像や、所謂|百済観音像や、夢殿の救世観世音菩薩像、中宮寺の如意輪観音と称する半跏像の如き一聯の神品は、悉く皆日本美の淵源としての性質を備えている。
— 高村光太郎 『美の日本的源泉』 青空文庫
今は原作を見るよしもないが、天平盛期にあたっていしくも聖武天皇は国家の総力をあげて東大寺に五丈余尺の金銅|毘盧舎那仏を建立あらせられた。
— 高村光太郎 『美の日本的源泉』 青空文庫
たかが四、五百年前、信長か秀吉時代に生まれた眼のあたりの陶工を、遠い遠いところに置いて、霞を隔てて金銅仏でも拝んでいるような気にならないで、もっと具体的に見て行きますと、長次郎と話が出来ると思うのです。
— 北大路魯山人 『私の作陶体験は先人をかく観る』 青空文庫
天平十九年の資財帳を見るに、法隆寺にはその寄附者及び特に年代を明記する程の由緒ある遺物は、通計百六十八点に達していたが、その中天智天皇九年以前の物は、僅かに釈迦・薬師の両本尊と、片岡御祖命なる人の寄附に係る金銅幡との、ただ三点あるのみであった。
— 喜田貞吉 『法隆寺再建非再建論の回顧』 青空文庫
しかもその付物が単に造花ぐらいの手軽なもののみではなく、金銅の鷹・犬・獅子などから、筆・墨・硯の如きものを付くるに至っては、常軌を逸するも甚だしと謂わねばならぬ。
— 喜田貞吉 『放免考』 青空文庫
作例 · 標準
この仏像は、輝かしい金銅製の仕上げが施されている。
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古墳から出土した金銅の冠は、当時の高度な金属加工技術を物語っている。
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金銅は銅に金をメッキしたもので、古くから工芸品に用いられてきた。
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