親炙
しんしゃ異読 しんせき
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
being influenced by (someone) after developing a close association
文例 · 用例
そこで、臨床的な話をするならば、先人の作品に、更めて親炙すること唯一つである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
そのためにこの文明の利器に親炙する好機会をみすみす取り逃がしつつ、そんなこだわりなしにおもしろそうに聞いている田舎の人たちをうらやまなければならなかった。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
後ではまた慚愧するのだとも思はないでもないのだが、これが私の人に親炙したい気持の満たし方であり又、かくすることによつて私は人に懐き、人を多少とも解するのである。
— 中原中也 『亡弟』 青空文庫
殊に短冊へ書くのが大嫌いで、日夕|親炙したものの求めにさえ短冊の揮毫は固く拒絶した。
— 内田魯庵 『鴎外博士の追憶』 青空文庫
かように、一つの言葉にても、むつかしきものにござれば、われらのごとき、幼少よりオランダ人に朝夕|親炙いたしおる者にても、なかなか会得いたしかねてござる。
— 菊池寛 『蘭学事始』 青空文庫
私は久しく田舍ばかりに居たものから、左程先生に親炙する機會もなく、從つて先生について多くのものを語ることもできない。
— 西田幾多郎 『井上先生』 青空文庫
田辺太一に啓発せられて英学に志し、中浜万次郎、西吉十郎等を師とし、次で英米人に親炙し、文久中仏米二国に遊んだ。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
それは讀者諸氏が余りに身邊に親炙してゐられるからである。
— 小野賢一郎 『やきもの讀本』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若い頃、偉大な芸術家の作品に親炙し、自身の作風を確立した。
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師匠の教えに長年親炙することで、深い洞察力を身につけた。
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歴史上の人物の思想に親炙することは、現代を生きる私たちにとっても有益だ。
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