嘆じる
たんじる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to grieve
文例 · 用例
六 自然の森羅万象がただ四個の座標の幾何学にせんじつめられるという事はあまりに堪え難いさびしさであると嘆じる詩人があるかもしれない。
— 寺田寅彦 『相対性原理側面観』 青空文庫
京師へ脱走し、江戸へ出奔するに、身一つでいい――わしは、近頃、あいつらが、羨ましくなって来た」 そう嘆じる上士階級の人々もあったが、多くの人々は、「倒幕の、何んのと、流行物にすぎぬ」 と、考えていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
サ……早く行こう」 沢庵は、昼の雲に、眸をあげ、おのれの無力を嘆じるように、「やんぬる哉。
— 水の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
よく、あいつは見損つたと嘆じる聲を聞くが、それは淺白な自己を告白するも同じである。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
かなり実戦を体験してきた老将でもみな嘆じることである。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
それを、思いがけない蹉跌で聞きながしている愚連隊たちは、いかにも髀肉を嘆じるように振り顧って、「なあに、トム公のことだもの、捕まったって、二十日鼠じゃないが、すぐに脱け出して来るさ」 と、なるべく簡単に、はやく、片づけたがった。
— 吉川英治 『かんかん虫は唄う』 青空文庫
「何分にも、その烈しさは、およそ二、三十人して動かし得るほどな大石を無数に落しても、忽ち押し流されてしまうほどな激流ですからな」 官兵衛すらそう嘆じるのみだったが、秀吉は、「ともかく現場を見て」 と、足守へ急いで行った。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
(寛永頃には、武士道も、町人道も、まだまだ、こんなには腐っていなかった) と当代の将軍|綱吉の個性からくるものを、暗に、そしり嘆じる者も多い。
— 吉川英治 『新編忠臣蔵』 青空文庫
作例 · 標準
彼は失われた故郷の風景を嘆じ、静かに涙を流した。
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時代の変化に追いつけない自分の不甲斐なさを嘆じる。
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彼女は友人の早すぎる死を嘆じ、悲しみに暮れた。
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標準
to admire
作例 · 標準
彼の卓越した技術を嘆じる人々は後を絶たない。
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その絵画の持つ深い精神性を嘆じ、美術館で長い時間を過ごした。
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彼の勇気ある行動を嘆じ、心の中で拍手を送った。
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