足を踏み出す
あしをふみだす
表現動詞-五段-サ行
標準
to step forward
文例 · 用例
かうして兩腕をひろげて一歩足を踏み出すと、ゆらゆらと氣持よく落下します。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
浦島も氣をとり直して、兩腕をひろげ、魚の掛橋の外に一歩、足を踏み出すと、すつと下に氣持よく吸ひ込まれ、頬が微風に吹かれてゐるやうに涼しく、やがてあたりが、緑の樹蔭のやうな色合ひになり、琴の音もいよいよ近くに聞えて來たと思ふうちに、龜と並んで正殿の階段の前に立つてゐた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
そこで、また、汽車で品川へ戻り、そこから道中|双六のように一足一足、上りに向って足を踏み出すのである。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
かうして両腕をひろげて一歩足を踏み出すと、ゆらゆらと気持よく落下します。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
浦島も気をとり直して、両腕をひろげ、魚の掛橋の外に一歩、足を踏み出すと、すつと下に気持よく吸ひ込まれ、頬が微風に吹かれてゐるやうに涼しく、やがてあたりが、緑の樹陰のやうな色合ひになり、琴の音もいよいよ近くに聞えて来たと思ふうちに、亀と並んで正殿の階段の前に立つてゐた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
恐怖の木の寝台から牢獄の石の床に足を踏み出すとすぐ、あの地獄のような恐ろしい機械の運動がぴったりと止り、なにか眼に見えない力でするすると天井の上に引き上げられるのを私は見た。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
それにしても、新しい教育を受け、新しい思想を好み、世事にうといだけに、世の中の習俗からも飛び離れて自由でありげに見える古藤さえが、葉子が今立っている崕のきわから先には、葉子が足を踏み出すのを憎み恐れる様子を明らかに見せているのだ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
ことによると、もうおもてには警官が待ちかまえていて、自分が一歩門外へ足を踏み出すが早いか、自分の手には鉄の手錠がはめられるような手筈になっているのかも知れぬ――こういう疑いが、稲妻のように彼の頭を横って過ぎた。
— 平林初之輔 『山吹町の殺人』 青空文庫
作例 · 標準
新しい人生に向けて、彼は勇気を出して足を踏み出した。
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準備万端整えたところで、ついに起業へと足を踏み出した。
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長い停滞の後、彼女はリハビリを終えてリングに足を踏み出した。
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