露営
ろえい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
bivouac
文例 · 用例
露営地の外では、細長い爬行動物――この谷の主――東俣の川――が、蜿ねりながら太古の森林の、腐れ香に噎んで、どこまで這って行くことであろう。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
台湾の中央山脈を測量した時などは、蛮人百二十名巡査十五名を従え軍隊組織で行列二里にわたり、四日間の露営をしたそうであるが、これらは民間登山家などには味わうことのできない一種の天国行軍であろうと思われる。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
これから八里の山道を登って、今夜は海抜三千三百三十三尺、八溝山の絶頂に露営する積りである。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
○四月、歌舞伎座にて、市川高麗蔵が初めて歌劇「露営の夢」を上演。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
借さぬものを無理借りする訳には行かぬので、氏郷の軍は奥州の厳冬の時に当って風雪の露営を幾夜も敢てした困難は察するに余りある。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
朧月夜にしくものぞ無き、という歌なんどは宜いが、雪まじり雨の降る夜の露営つづきは如何に強い武人であり優しい歌人であり侘の味知りの茶人である氏郷でも、木の下風は寒くして頬に知らるる雪ぞ降りけるなどは感心し無かったろう。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
露営地へ着いたのは四時頃だったろう。
— 中島敦 『虎狩』 青空文庫
………… 此の露営の夜の出来事のほかには、彼について思い出すことといっては別に無い。
— 中島敦 『虎狩』 青空文庫
作例 · 標準
嵐で道が塞がれたため、登山隊は仕方なく山小屋の近くで露営することになった。
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夜間の演習では、テントもなしに森の中で露営する厳しい訓練が行われた。
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星空の下、焚き火を囲んでの露営は、彼らにとって忘れられない思い出となった。
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