近眼
きんがん異読 ちかめ
名詞形容動詞名詞-の形容詞多音語
標準
nearsightedness
文例 · 用例
それに私は、近眼のくせに眼鏡をかけていないので、よほど前の席に坐らないと、何も読めない。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
だんだん近付いて見ると、一人のせいの高い、ひどい近眼鏡をかけ、長靴をはいた学者らしい人が、手帳に何かせわしさうに書きつけながら、鶴嘴をふりあげたり、スコープをつかったりしてゐる、三人の助手らしい人たちに夢中でいろいろ指図をしてゐました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
両親は左程には思われぬ、眼を病めば盲人になる人もある、近眼位なら結構じゃ、百姓の子が百姓するに不思議はない、大望を抱いて居ても運がたすけねば成就はせぬもの、よしよしもう思い返して百姓するさ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
学問を止めたかとて百姓にならねばならぬと云うことはない、学問がなくとも出来ることが幾らもある、近眼の為に兵役免除となったを幸に、予は再び上京した。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
(ゾフィイを見て、暫くは近眼のために、誰とも見分かず、忽ちそれと知りて。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
その時から、私はいくらか近眼だった。
— 黒島傳治 『入営前後』 青空文庫
それが、私の眼鏡を見て、強いて近眼らしくよそおうとしているものと睨んだのである。
— 黒島傳治 『入営前後』 青空文庫
だんだん近付いて見ると、一人のせいの高い、ひどい近眼鏡をかけ、長靴をはいた学者らしい人が、手帳に何かせわしそうに書きつけながら、鶴嘴をふりあげたり、スコープをつかったりしている、三人の助手らしい人たちに夢中でいろいろ指図をしていました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫