存在価値
そんざいかち
名詞
標準
value to society
文例 · 用例
――額をみ給へ――一度は神も客観してやりました――不合理にも存在価値はありませうよだが不合理は僕につらい――こんなに先端に速度のある自棄 々々 々々下駄の歯は僕の重力を何といつて土に訴へます「空は興味だが役に立たないことが淋しい――精神の除外例にも物理現象に変化ない」ガラスを舐めて蠅を気にかけぬ
— 中原中也 『(古る摺れた)』 青空文庫
甚だ妙な言い方でございますが、つまりその頃の私の存在価値は、そのダメなところにだけ在ったのでして、もし私がダメでなかったら、私の存在価値が何も、全然、無くなるという、まことに我ながら奇怪閉口の位置に立たされていたのでございます。
— 太宰治 『男女同権』 青空文庫
世紀から世紀へ流動転変して行く芸術の生命とは無論没交渉なものである」 なぞと言うのはまだ多少お能の存在価値を認める人々の言葉である。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
連句の場合でもまさにそのとおりで前句と付け句とは心像の連鎖のコントラプンクトとしてのみその存在価値を有するものである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
私の今日の文学にもし存在価値があるとすれば、私は文学以外のことでは、すべてを犠牲にしている人間だという点にあるのではないかと思う。
— 織田作之助 『私の文学』 青空文庫
何とかいう詩人(イエーツと記憶する)は真正面から「能」を研究して批判しているし、ゴールドン・クレイグという劇通は裡面から英国の劇壇の新傾向を解剖して「劇の窮極の形の一つに仮面舞踊劇が存在する」というところから、日本の「能」の芸術的存在価値を裏書きしていると聞いた。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
世紀から世紀へ流動転変して行く芸術の生命とは無論没交渉なものである」 なぞと云うのは、まだ多少お能の存在価値を認める人々の言葉である。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
もちろんこの作品には、この作品としての存在価値がある。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分の存在価値を見つけるために旅に出た。
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この技術は、社会にとって非常に高い存在価値がある。
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どんな小さな仕事でも、それぞれに存在価値がある。
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ウィキペディア
存在価値(そんざいかち)とは、ある人間やものが存在する事の価値を表す言葉である。ただし、明確に数値化されるものではなく、価値の大きさは専ら「ある」「ない(ゼロ)」のみで表現される。
出典: 存在価値 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0