名花
めいか
名詞
標準
celebrated flower
文例 · 用例
室咲名花 ダリヤ ………………………………五十銭 シクラメン………………………………五十銭 菊…………………………………………時価 そしてそれより少し上の、恰度私の眼の高さ位のあたりに手首の這入る程の円い穴があけてあって部屋の中を覗けるように出来ていた。
— 渡辺温 『可哀相な姉』 青空文庫
天の成せる麗質は蕾のままで外へ匂い透り行末希代の名花に咲き誇るだろうと人々に予感を与えている噂を秦王に聞かせるものがあった。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
何れドーヴィルストックの名花の一人であろう凄い美人だ。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
この恩を謝せんとて、自らわが僑居に来し少女は、ショオペンハウエルを右にし、シルレルを左にして、終日兀坐するわが読書の窓下に、一輪の名花を咲かせてけり。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
深秘な山には、谷を隔てて、見えつつ近づくべからざる巨木名花があると聞く。
— 泉鏡花 『瓜の涙』 青空文庫
名花の開く所に香と光とが空氣にたゞよふ如く、手古奈の居る所には愉悦が離れないのである。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
蔦かずらを攀じて登り着くと、そこには良い樹を植えならべて、そのあいだには名花も咲いている。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
花紅紫赤、又、濃き淡きあり、春末初めて発し夏中最も盛り、秋冬凋まず、続々開拆す、四時翫好蕪靡愛すべし、今年初めて禁離に種ゆ、物、地を得て美を増す、数十の名花ありと雖も傍色香なき若し。
— 南方熊楠 『きのふけふの草花』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の立ち居振る舞いは、まるで雪の中に咲く名花のような気品がある。
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園芸家たちは、この珍しい名花を一目見ようと全国から集まってきた。
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社交界にデビューした彼女は、瞬く間に「社交界の名花」として脚光を浴びた。
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