褶曲
しゅうきょく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
bend
文例 · 用例
灘をこえて、水が静かになると、両方の岸を見廻すだけの余裕が出てくる、河原には材木を伐り出す小舎がある、岩石は上流の花崗岩と違つて、小さな褶曲や白や褐色の岩脈が、横に帯をしめたやうな、筋を入れたのが、美しく見える。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
このイスランジャという火山は、ラミラド褶曲の直後ぐらい、つまり、白亜期と第三期の間、いまから三千万年ほど以前に活動をやめてしまった古い死火山で、ここでは、熔岩隧道が噴火口の横っ腹に開いていて、ゆるい傾斜を保ちながら、無辺際空に東南の地底へ走っている。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
対岸には、異様な褶曲をもった高い丘がつづき、切り立った断面に洞門の黒い口が見え、沼の水が激しい水路をつくりながら、その中へ流れ込んでいる。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
そして一度崩したものを押し上げると、今度はちがった面に断層が出来て盛り上がるので、白線は地殻の褶曲に似たような形になるのであった。
— 中谷宇吉郎 『実験室の思い出』 青空文庫
踏破する氷原というのは、実は大陸の表面にある山嶺や谿谷を埋めつくした大氷床なので、複雑な褶曲を畳んだ峻嶮たる氷の山嶽の間を、氷河の亀裂を迂回しながら、喘ぎ喘ぎ分け登ることをいうのである。
— 久生十蘭 『南極記』 青空文庫
そして一度崩したものを押し上げると、今度はちがった面に断層が出来て盛り上るので、白線は地殻の褶曲に似たような形になるのであった。
— ――大学卒業前後の思い出―― 『寺田先生の追憶』 青空文庫
雪がなくなると、またうるさい氷の褶曲がでてきた。
— 久生十蘭 『白雪姫』 青空文庫
目指す所は、美しく褶曲する河とその先になだらかに広がる霧に包まれた低地を見下ろす絶壁だった。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
作例 · 標準
海底に堆積した地層が、プレートの移動による巨大な圧力で押し曲げられ、見事な褶曲が形成された。
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断崖絶壁に見られる褶曲山脈の荒々しい地形は、地球が生きている証であることを雄弁に物語っている。
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地質調査のフィールドワークで、教科書通りの美しい褶曲が見られる露頭を発見し、学生たちは歓声を上げた。
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ウィキペディア
褶曲 は、地層の側方から大きな力が掛かった際に、地層が曲がりくねるように変形する現象のこと。
出典: 褶曲 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0